グルックの代表作≪オルフェオとエウリディーチェ≫(イタリア語歌唱)は、1762年にウィーンで初演された後、1774年には大規模な改訂が施され、パリで≪オルフェとウリディス≫(フランス語歌唱)として初演されています。グルックに深く心酔していたベルリオーズは、この作品に手をいれることを構想、主人公オルフェ役にメゾ・ソプラノを起用し楽器編成を拡大するだけでなく、いくつかのアリアにカデンツァを挿入し、作品全体を華やかなものへと改編しました。その結果、上演は大成功を収めました。本映像では二人のタイトルロール、現代最高のメゾ・ソプラノの一人、マリアンヌ・クレバッサ(オルフェ)、古楽界注目のソプラノ、エレーヌ・ギュメット(ウリディス)に加えてレア・デサンドル(愛の神)が見事な歌唱を披露。さらにモダンで美しく造形された舞台に、ダンサーたちが印象的な舞踏を繰り広げます。アンサンブル・ピグマリオンを縦横に指揮するピションは、歌唱と舞踊を支えつつ、軽快さと重厚さを併せ持つ音楽づくりにより、グルックとベルリオーズの時を超えた共作ともいえるこの作品の神髄に迫ります。
※こちらはBlu-ray Disc専用ソフトです。対応プレイヤー以外では再生できませんのでご注意ください。
ご注文前にこちらの商品もチェック!
グルック:歌劇《オルフェとウリディス》1859年ベルリオーズ版
グルック:歌劇《オルフェとウリディス》1859年ベルリオーズ版 (ブルーレイディスク)
